ハザマ現場レポート

第二東名高速道路 富士宮工事

地元の方の理解を得ながら
高速道路を施工中

原稿執筆:名古屋支店

工事概要

 第二東名高速道路は、東名高速道路が慢性的な交通渋滞により本来の機能が低下している現状からその機能を回復させるとともに、三大都市圏の連携強化を図ることにより経済圏がさらに拡大・活性化することへの貢献が期待されている高速道路です。
 当現場は雄大な富士山の裾野南西部に位置し、工事延長約900m、幅200mの第二東名本線を掘削し、260万m3の掘削土を約1km離れた盛土場に45tダンプトラックを使用して運搬・盛土を行なう大規模土工事現場です。

完成予想パース
完成予想パース
本線全景
盛土場全景
本線全景
盛土場全景

 

重ダンプ運行の要となる仮設桟橋

 本線から盛土場までの区間は起伏が激しい地形であり、また既設の工事用道路を横断する必要があったため、当現場では、45tダンプトラック専用の仮設桟橋を施工しました。その延長は約380mで、使用した鋼材の重量は約3,600tにもなりました。
  運行管理に当たっては、3ヶ所の離合箇所に信号機を設置し、45tダンプトラックに取り付けられたICタグと、各信号機付近に取り付けた光センサーにより自動制御をし、安全な運行をサポートしています。

 
仮設桟橋
1重ダンプ離合状況
重ダンプ運行の要となる仮設桟橋
重ダンプ離合状況
信号機
センサー
信号機とセンサー

 

大型重機施工に伴う厚層盛土管理

 高速道路建設において盛土の施工は一番の基礎となるもので、土の締め固め密度の管理は非常に重要です。そのため、ここでは放射線技術を利用して土の密度や水分量を測定する、RI計器を用いた厚層化施工(仕上り厚さ1層60cm)にて施工を行なっています。その管理方法は、事前に実施工と同条件下にてモデル施工を行い、2孔式RI計器による層内締固め密度分布と表面型RI計器による上層部締固め密度との相関関係により、要求品質を満たす上層部締固め密度を確認し、施工時には表面型RI計器を使用した日常管理を行っています。

厚層モデル施工状況
2孔式RI計器
厚層モデル施工状況
2孔式RI計器

 

地元住民の理解を得ながら

 当現場では、12m3バックホウ・45tダンプトラックなどのさまざまな大型重機が稼動しており、地元の方々にとってはどうしても騒音・振動及び粉塵等の苦情の対象になってしまいます。そこで当現場では、稼働時間の厳守や散水などの対策の他に、月刊新聞の配布や夏休みを利用した地元子供会対象の現場見学会を開催し、地元の方々とコミュニケーションを図り、工事を知ってもらうことで、理解して頂けるように工事を進めています。

大型重機による積込状況
現場見学会の様子
大型重機による積込状況
現場見学会の様子

 

毎日富士山を望みながら

 現在までの運搬土量は約100万m3で、全体の3分の1程度を運搬しており、15万m3/月のペースで土運搬をしています。また、掘削に伴なって小段排水及び法面植生の施工も行っています。
  当現場は現在、所長以下9名にて運営しています。現場の方は若いメンバーが知恵を出し合い、協力会社職員と互いの意見をぶつけ合いながら進めていますが、経験豊富な所長、副所長がポイントを押さえ、しっかりとフォローしてくれています。とにかく現場全体が会話の絶えない活気のある現場です。来年11月の竣工に向けて、所長を先頭に現場一丸となって工事を行なっています。

富士山と富士宮市
富士山と富士宮市

工事概要

工事名称 第二東名高速道路 富士宮工事
工事場所 静岡県富士宮市貫戸〜山本 並び 富士市岩本
企業者 中日本高速道路株式会社 横浜支社
工期 2004年9月28日〜2007年11月11日
施工 ハザマ・フジタJV(うち当社60%)
工事概要 工事延長L=871m 切盛土工260万m3 のり面工16万m2 
用・排水工4.7万m 橋梁下部工1式 仮設桟橋1式


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