ハザマ現場レポート

平成15−17年度 北白浜トンネル工事

異常気象時にも利用できる
道路トンネルを建設中

原稿執筆:四国支店

道路建設の目的

 徳島県徳島市から室戸岬を経て高知県高知市を結ぶ一般国道55号のうち、徳島県阿南市福井町から美波町日和佐を結ぶ日和佐道路区間(延長約10Km)は、山間部の険しい地形を通過している。この地域は台風の常襲地帯でもあることから、異常気象時には通行規制が行われ、社会生活を維持するための人や物の流れが遮断される。
 本事業は、そのようなときでも、迂回路としての機能を果たし、社会生活の維持はもちろんのこと、災害救助や緊急医療のような一刻を争う事態にも対応するための、地域高規格道路として整備されるものである。本工事は、新設される日和佐道路のうち、美波町木岐(始点より約6Km地点)に位置する北白浜トンネル(延長492m)を施工するものである。

トンネル貫通の瞬間
トンネル貫通の瞬間

 

近隣環境に配慮した施工

 工事場所は、トンネル坑口から200mの距離内に10軒の民家があるだけでなく、町の水源地が施工場所に近接した場所に位置していることから、こうした環境に配慮した施工を行っている。具体的には

吹付プラントの防音設備状況
吹付プラントの防音設備状況
  • 工事用仮設備の騒音低減対策:防音ハウス(防音パネル)の採用
  • トンネル掘削時の発破騒音の低減対策:防音二重扉の設置と分割発破および機械掘削方式の採用
  • 濁水処理方式:PH中和制御方式の変更、濾過機の設置などによるPH・SSの管理値を設定した施工方法

 

トンネル坑口の防音扉設置状況
濁水処理設備
トンネル坑口の防音扉設置状況
濁水処理設備

 工事場所は普段が非常に静かな地域であることから、トンネル掘削中の発破騒音低減対策、吹付プラントの騒音低減対策はもちろんのこと、工事全般にわたって騒音低減には心掛けて工事を進めている。また、技術提案による濁水処理方式の放流水の水質管理も徹底した日常管理を行い、これら全ての項目について現在まで100%履行出来ており、今後も継続していく予定である。

現在の状況

 6月初旬に貫通式が無事終わり、現在は覆工コンクリート打設を中心に工事は進んでいる。日和佐道路の内、2007年春には本トンネルを含む由岐ICから日和佐までの約3分の2が部分開通を迎えることから、当工区だけでなく開通区間の他工区でも、現在工事が急ピッチで進んでいる。今後、舗装関係・設備関係などの施工会社との工程調整・工事調整などを行いながら、限られた工程であるが、2007年2月末の竣工にむけて職員・協力会社一同、微粒結集の心意気で頑張っていきたい。

現在の状況
現在の状況〜覆工コンクリート施工状況

 最後に現場で奮闘しているメンバーを紹介する。最近、お腹の出っ張りが少し気になるけれどビールはやめられない仏(自称)の松坂所長、Before5はクールに真直ぐにAfter5はある所に向かって猪突猛進の伊藤君、公私ともに充実?新婚さんの湯本君、現場の大蔵大臣であり、夏場は阿波踊りに夢中の坂田さん、生きがいは子供との入浴とおむつ交換の中川さん、最後に「乾杯!」の動作を子供に教え自己満足にひたりながらの晩酌がやめられない筆者という陣容である。

 

工事概要

工事名称 平成15−17年度 北白浜トンネル工事
工事場所 徳島県海部郡美波町木岐字本村641−1
企業者 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所
工期 2004.3.19 〜 2007.2.28
施工 ハザマ
工事概要 トンネル延長(道路トンネル)  L=492m
仮桟橋工(工事用道路)  L=110m(二ヶ所)


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