BCS賞受賞 「松本市美術館」

 当社が共同企業体の中心となって施工した松本市美術館(長野県松本市)が、第44回BCS賞(建築業協会賞)を受賞しました。

  松本市美術館は、市を象徴する「あがたの森」「松本城」「松本駅」が囲む三角形の中央部に位置し、歴史・文教・山岳の都を標榜する松本市再生の核としての役割が期待されています。また、単に芸術作品を鑑賞する施設であるだけでなく、「市民創造ひろば」「市民ギャラリー」「子供創作館」といった諸施設を設けることで、市民が表現、交流、学習できるように工夫されています。

 外観上の特徴としては、松本城をイメージした黒い外壁に、アルミスパンドレル、下見板張りの硬質陶板など巧みにデザインされており、松本らしさを十分に感じることができます。このアルミスパンドレルに関しては、多数のモックアップを製作し、検証、試験施工を繰り返して完成に至りました。
 
 施工面では杭工事において、近隣の生活用水として使われる地下水の汚濁、水位の低下が懸念されました。そこで、杭鉄筋の外側にレゾフォンネット(透水性化学繊維による網状布)をストッキングのように履かせることで、セメントペーストの地下水への流出を最小限に抑え、また、自動観測装置を設置し、地下水の水位、pH、電気伝導度、水温の変動も監視、厳しい管理基準をクリアしました。今では、この水路に昆虫が棲み付き、また地域住民によって小魚の放流が行われるなど、市民に開かれた美術館となっています。

全景

右奥に見えるのは彫刻ひろば

階段の右壁は行灯風のガラスでできている

展示室

市民創造広場からエントランスを見る

市民創造広場

こちらの現場レポートには、工事中の様子を掲載してあります。ぜひご覧下さい。