
地震リスク評価プログラム 「HASEL」 を開発
−ハザマ・安藤建設 共同開発−
2006年3月27日
株式会社間組(東京都港区虎ノ門:社長 新名順一)と安藤建設株式会社(東京都港区芝浦:社長 山田恒太郎)は、地震リスク評価プログラムHASEL(Hazama
Ando System for Earthquake Loss Estimation:呼称 ヘーゼル)を開発しました。
HASELは、統計値に基づく評価方法に加えて、応答スペクトル法1)により構造物の地震応答を評価し、地震による構造物の被害をパソコン上で精度良く評価するプログラムです。
地震リスク評価において、構造物の地震時損傷確率を評価する方法として、過去の地震被害データから算出された建物種別ごとの損傷度曲線を用いる方法と、応答解析に基づいて構造物の最大応答を評価し損傷確率を予測する方法があります。HASELでは統計値に基づく評価法に加えて、応答スペクトル法により、地震による構造物の最大応答を評価し、地震による構造物の損傷確率を精度良く予測できます。この方法によれば、通常の建物のみならず免震構法や制震構法を用いた建物の損傷評価や、地盤と構造物の相互作用を考慮した損傷評価も可能となっています。
HASELは、建設地点の地震危険度評価、構造物の損傷確率評価、最大予想損失2)PML(Probable Maximum Loss)評価、営業停止日数評価などを、パソコン上で短時間に一貫して計算できます。
また、米国の連邦危機管理庁(FEMA)が提案している評価方法なども選択できます。
今後、両社は、このプログラムを活用し、デュー・ディリジェンス(不動産価値評価)の地震リスク評価、耐震改修提案に活用して参ります。
また最近注目を浴びている、地震時における企業の『事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)』策定への支援ツールとしても積極的な利用を進めて参ります。
1)
応答スペクトル法
周期ごとの最大応答を表す応答スペクトルと構造物の周期から応答値を求める方法。
2) 最大予想損失
最大級の地震(約500年に1回起きるような地震)が発生した場合の、建物の予想損害額の新築費用に対する割合
技術担当者:
| ハザマ 技術・環境本部技術企画部 | 井上 超 |
| TEL:029-858-8800 FAX:029-858-8806 | |
| 安藤建設株式会社 建築本部技術部 | 本多 徹哉 |
| TEL:03-3457-9251 FAX:03-3451-5276 |
【参考資料】

応答スペクトル法による最大応答評価

応答スペクトル法による構造物の損傷評価
