
新土留め・地下壁工法「ソイルセメント鋼製地中連続壁工法」
−仙台 北四番丁大衡線(北山工区)で初採用−
2006年5月12日
ハザマ(社長:新名順一)・佐清工業(社長:佐藤眞)JVは、仙台市が事業を進めている都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山工区において、実施工工事として初めて仙台市が採用した『ソイルセメント鋼製地中連続壁工法*注1』によって擁壁部の施工をおこなっています。本工法は、新日本製鐵株式会社(社長:三村明夫)が中心になって鋼製地中連続壁協会(会長:嶋 宏 新日鐵常務取締役 加盟40社)が開発したもので、同社が販売する鋼製連壁部材NS-BOXが使用されています。
北山工区の工事では、輪王寺の地下を掘る(仮称)北山トンネルの北、山手町側出入口部の擁壁を新設しています。この擁壁の規模は延長が約134m、高さ6〜9mで、「ソイルセメント鋼製地中連続壁工法」により構築されています。
従来の工法に比べると約60%の薄壁化が可能となり、またソイルセメント鋼製地中連続壁を本体利用することで工期も大幅に短縮できるなど、「ソイルセメント鋼製地中連続壁工法」の特徴注2である「薄壁」、「省力」、「省スペース」といったメリットが活かされています。
都市部における狭隘な道路計画においては薄壁化できる本工法を採用することにより用地買収費、建設工事費、埋設管移設費などを低減できることが可能となります。
ハザマと新日本製鐵株式会社は、北山工区における「ソイルセメント鋼製地中連続壁工法」の実績をもとに、建設費の縮減・工期短縮が図れ、さらには産業廃棄物低減などの「環境対応型技術」である本工法を広くアピールし、都市部における立坑、地下駅舎および地下道路を対象として、本工法のさらなる需要拡大を図っていきたいと考えています。
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鋼製地中連続壁協会によって開発され、平成14年5月に(財)国土技術研究センターによる技術審査証明が交付されている。
NETIS 登録番号KT−980191
注2「ソイルセメント鋼製地中連続壁工法」の特長
- 「鋼製地中連続壁工法」は継ぎ手を有するH形鋼(NS-BOX)を連結して地中に建てこみ、壁を造っていくもので、「薄壁」、「省力」、「省スペース」が可能な土留め壁工法。
- 仮設ではなく最終的に本体として利用されることから、建設副産物の発生を最小限に抑え、環境に配慮した工法。
- 鋼製地中連続壁工法は壁を構成する材料により、以下の2タイプに大きく分けられる。今回の工法は〔鋼製地中連続壁工法−II〕である。
《鋼製地中連続壁工法−I》
地盤を溝状に掘削した後、鋼製連続部材NS-BOXを建てこみ、コンクリートを充填する工法。主に30〜100mの大深度に適用。壁厚は0.6m〜2.4m。
《鋼製地中連続壁工法−II》
ソイルセメント(原地盤とセメントを攪拌混合して固めるもの)中に鋼製連壁部材NS-BOXを建てこむ工法。「工法−I」の作業を簡素化した。
主に10〜50mの中深度に適用し、「工法−I」に比べ工事費、工期が40%程度縮減できる。壁厚は0.55m〜0.85m
【技術担当者】
| ハザマ・佐清工業JV 所長 | 佐々木 順一 TEL:022-727-5286 |
| ハザマ土木事業本部技術第一部 | 佐久間 誠也 TEL:03-3588-5761 |
| 新日本製鐵(株)建材開発技術部 | 田崎 和之 TEL:03-3275-5752 |
(鋼製地中連続壁協会事務局) |


