
ビル入退室管理システムを構築
−非接触ICカード技術「FeliCa」で高いセキュリティを実現−
2006年7月10日
ハザマ(社長:新名順一)は、富士通株式会社(社長:黒川博昭)、株式会社富士通ビジネスシステム(社長:鈴木國明)の二社の協力のもと、「電子マネーEdy(エディ)機能付きFeliCa(フェリカ)対応カード*注1」(以下、FeliCaカード)と「iモードFeliCa*注2対応携帯電話」(以下、おサイフケータイ®)を利用し、オフィスへの入退室管理とパソコンからの業務システムへのシングルサインオン*注3を可能とした管理システムを構築いたしました*注4。
本システムでは、「FeliCaカード」と「おサイフケータイ®」のどちらでも利用することができ、運用をできるだけ簡素化し、利用者にとっての利便性を確保しています。また、「FeliCaカード」はコピー・複製が難しく、また、おサイフケータイ®は指紋認証機能付き携帯電話を使用しているため、高いセキュリティを実現しています。
また、既存のFeliCaカードのシステムやEdy機能を使用するため、最小限のシステム開発でセキュリティシステムの構築が可能となり、独自のシステムを構築する場合に比べ、低コストで高いセキュリティシステムの導入が可能です。
ハザマは、2005年5月におこなった本店や関東土木支店などのオフィスの移転計画*注5を機に、本システムの開発に着手し、移転完了と同時にオフィスへの入退室管理に本システムを導入し、同時に、高いセキュリティレベルによる管理が必要となるモバイルパソコンから社内LANシステムへのシングルサインオンについても一部運用を開始しております。
また、本店などでの運用実績を活かし、大阪支店においてもセキュリティ強化を目的に本システムを導入し、2006年4月より運用を開始しました。本システムは本店と大阪支店で入退室管理を一元化しているため、従業員は本店、支店に関わらず、同じようにオフィスへの入退室およびパソコンからのシングルサインオンが可能です。
ハザマでは、低コストで高いセキュリティを実現する本システムの運用実績を広くアピールし、オフィスビルやマンションにおいての採用をビルオーナーやデベロッパーに向け営業展開してまいります。
なお、本システムは7月13日から7月16日までの間、幕張メッセ(千葉市)において開催される「Conet2006」*注6の施工情報化協議会*注7のブースにおいてその内容を展示しております。
【システム概要】
オフィスの入退室管理は、FeliCa対応のネットワークリーダを内蔵したドアに、社員証(FeliCaカード)あるいはおサイフケータイ®をかざすことで、個別情報を読み取り、いつ、誰が、どの部屋に入室したか、履歴管理も行なうことができます。テンキー付きのカードリーダを用いれば、暗証番号の照合と併用することとなり、セキュリティがいっそう強化されます。
パソコンのシングルサインオンは、非接触ICカード技術方式FeliCa対応のリーダ・ライタを内蔵もしくは外付けしたパソコンに、社員証あるいはおサイフケータイ(R)をかざすことで、システムを利用する権限を持つ社員かどうかの本人確認を行います。

【システムの特長】
本システムは、FeliCaのフリー領域ではなく、ハザマ独自の共通領域*注8を用いたことでより高いセキュリティレベルを確保しており、外販も視野に入れて開発されています。ハザマにて導入実績のある本システムを用いれば、ハザマ独自の共通領域を利用することができ、セキュリティシステムを独自開発する場合と比較し、低コストで高いセキュリティを確保したシステムの導入が可能になります。
また、おサイフケータイ®は指紋認証機能付き携帯電話を使用しています。指紋認証機能を活用した「遠隔ロック」機能や、「ICカードロック」機能により、置き忘れや紛失などによる「なりすまし」を防止することができます。このように高いセキュリティレベルを擁しているおサイフケータイ®、もしくはコピー・複製がほぼ不可能である社員証(FeliCaカード)に、パソコンのログインシステムや入退室管理システムを集約することで、いっそう高いセキュリティレベルを実現しています。
さらに、ログイン用ICアプリ、入退室用ICアプリだけでなく、その他のICアプリを追加することで、入退室時に当日のスケジュールや本人宛の伝言を表示するなど、さまざまな機能を追加することができます。
【今後の取り組み】
ハザマは、自社での運用実績をもとにオフィスビルやマンションに本システムの外販・導入を視野に入れ、ハザマブランドの向上を目指します。
富士通株式会社および株式会社富士通ビジネスシステムは、今後もハザマの事業活動をITにより支援していきます。
【注釈】
(注1)Edy機能付きFeliCa対応カード : トッパン・フォームズ株式会社が提供するICカード。
(注2)iモードFeliCa : 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(社長:中村維夫)が提供する
iモード機能と、Felicaを搭載した携帯電話で利用できる新サービスの総称。
(注3)シングルサインオン:ユーザーが一度認証を受けるだけで、許可されるすべての機能が利
用可能となるシステム。
(注4)システム開発:ハザマ、富士通株式会社、株式会社富士通ビジネスシステムが、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのFeliCa全般の技術協力のもと、構築した。
(注5)移転計画:2005年5月、本店や関東土木支店などのオフィスを港区北青山のハザマビルから同区虎ノ門の共同通信会館に移転。テナントビルへの入居に伴い、各部門への入退出についてセキュリティレベルの強化を図る必要と、将来の退去時における現状復旧を見据え、低コストによるシステム構築が求められた。
(注6)Conet2006:社団法人日本建設機械化協会の主催による、建設機械と施工技術に関する展示会。
(注7)施工情報化協議会:施工情報化協議会は、建設ICカードと施工情報システムの普及と発展を目的として、1997年7月に設立された任意団体。
(注8)共通領域:フェリカネットワークス株式会社が管理している領域であり、同社に登録した複数の事業者によるサービス提供が可能。鍵とアクセス権の個別設定をすることにより、専用サーバが不要で低コストなサービスを提供するフリー領域よりも、高いセキュリティ環境を実現。
【関連ホームページ】
・富士通:http://jp.fujitsu.com/
・富士通ビジネスシステム:http://www.fjb.fujitsu.com/
【商標について】
※「FeliCa(フェリカ)」は、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式で同社の登録商標です。
※「Edy(エディ)」はビットワレット株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。
※「iモード」「おサイフケータイ®」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの商標または登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
