高速道路サービスエリアの大規模盛土工事にバイオディーゼル燃料「B100」を使用 〜建設工事における温室効果ガス(CO2)の削減を推進〜
2012年1月11日
ハザマ(社長:小野俊雄)は中日本高速道路株式会社発注の「第二東名高速道路岡崎サービスエリア工事」(愛知県岡崎市)において、ブルドーザと振動ローラーの燃料にバイオディーゼル「B100」を採用することを決め、このたび使用開始しました。
バイオディーゼルは、廃食油や菜種油、パーム油等の生物由来油から作られるディーゼルエンジン用の燃料です。今回使用するバイオディーゼルは軽油と混合しない100%濃度のいわゆる「B100」燃料で、軽油燃料の代わりに使用すると1リットル当り約2.58kgの二酸化炭素排出量を削減する効果(カーボンニュートラル)があります。また、排ガス中の黒煙が軽油と比較して6分の1から3分の1になり、酸性雨などの原因になるSOx(硫黄酸化物)もほとんど排出されないというメリットがあります。
「B100」は、ここ数年、地方自治体が運営するバスやゴミ収集車、民間会社の配送用トラック等を中心にその利用が広がりつつありますが、建設機械における実績はこれまでほとんどありませんでした。
当社は『豊かな未来の実現に貢献』という企業理念に基づき、環境負荷・環境リスクの低減等に力を入れているところ、同様に「地球温暖化の抑制」を環境方針に掲げている発注者の理解も得られ、当工事で建設機械への採用が実現しました。約2年半の工事期間で使用される「B100」の量は概ね140キロリットルで、360トンのCO2削減効果が見込まれます。
一方、「B100」の様な高濃度のバイオディーゼルは、ディーゼルエンジンの燃料フィルタの目詰まり、燃料ホースやキャップのゴムの劣化等の恐れが指摘されていますが、当社はそれらに対してあらかじめ各種対策を整えており、施工品質には問題がないと考えています。
当社は、当工事で「B100」燃料の品質、建設機械の出力変動や排ガス特性など各種データの計測・分析を継続的に行い、建設機械における「B100」燃料の利用技術を発展・向上させたいと考えています。

写真1 今回使用するバイオディーゼル燃料「B100」

写真2 「B100」の給油状況

写真3 「B100」で稼動する振動ローラー

写真4 「B100」で稼動するブルドーザ
